⇒こちらは教員推薦図書一覧　

　　　　　ゼミ生に毎年卒業論文を書かせてきましたが、この数年の特徴として、　　　　　文学作品を扱う学生は昔と比べると極端に減りました。その結果、映画　　　　　や演劇、特に文化論といったものに関心をもつ学生が随分と増えてきま　　　　　した。図書館に所蔵する書籍は（時代を超越して）やはり古典として後　　　　　世においても普遍的な価値を持ち、アカデミックな内容を含むものが望　　　　　ましいので、私のゼミ生が卒論で取り上げたもの（シェイクスピアの作　　　　　品・イギリスの文化・映画作品）を中心にピックアップさせていただき　　　　　ました。今後卒業論文を書く学生にもおそらく関心を持っていただける　　　　　と思います。『ローマの休日』は大学の英語教材用として作成しました　　　　　が、どの大学でも女子学生から圧倒的な人気のある映画教材です。
 

　　他大学でしたが、英米映画論でこの教材を使った時の受講者数は350名　　　　　以上ものたくさんの学生が受講してくれました。レポートを全部読むの　　　　　に1週間以上かかって泣きそうでした…。ハードカバーでないので、図書　　　　　館向きでないかもしれませんが、推薦させていただきます。英文学や英国　　　　の文化に関連する図書が多いのですが、英米文学科以外の皆さんにも関心　　　　をもってもらえるものもあると思います。

　一冊の本との出会いが貴女の人生に影響をおよぼすこともありますから、　　　　　　　　　　　　　　よかったらご一読ください。