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『1 is One』
Henry Z. Walck, 1956 (初版)

 『A is for Annabelle』のアルファベット絵本と並ぶ、子どもにアルファベットと数、月を教えるシリーズの2冊目。この作品でターシャ・テューダーは2度目のコールデコット賞を受賞しました。1から20までの数字を使って、歌うようなターシャ・テューダーのオリジナルな詩の一文と、動物、植物、子どもたちの美しい絵が散りばめられています。


『A Brighter Garden』
Philomel Books, 1990 直筆サイン入り

 ターシャ・テューダーが尊敬するエミリー・ディキンソンの詩の選集。ターシャ・テューダーの落ち着いた挿絵は、ニューイングランドの四季の風景を描いており、自然の美しさに満ちています。
『A is for Annabelle』
Oxford University Press, 1954 (初版2刷)

 アルファベットを倣い始めた子どもに魅力ある本。 ページをめくると、アルファベットの文字が両面に載っていて、二人の女の子がアナベルという人形と遊んでいる様子が描かれています。 この二人の女の子は、5歳の頃のターシャ・テューダーの娘、エフナーと友だちのオードリーです。


『Alexander the Gander』
Oxford University Press, 1951 (初版5刷) 直筆サイン入り

 カバーにガチョウのアレキサンダーが、ヘリオトロープ・パンジーをくわえている絵が描かれています。アレキサンダーは、シルビー・アンの友だち。シルビー・アンは犬のウィギィ、ガチョウのアレキサンダーとアラミンタの4人(!)で散歩に行くのですが、好奇心いっぱいのアレキサンダーは、途中の庭にあったヘリオトロープ・パンジーが気になってしかたがありません。当時の田園風景と暮らしがていねいに描かれた、心温まるお話です。


『Amanda and the Bear』
Oxford University Press, 1951 (初版) 直筆サイン入り

 アマンダの元に、ある日小さな子グマ、アダムが連れてこられました。かわいい子グマにアマンダは心から愛情を注ぎ、アダムは一家とともに暮らし始めるのですが・・・子グマが引き起こす騒動が、ターシャ・テューダーの優しい筆致で描かれています。この本は、初版しか出版されていません。1996年に書かれた、鉛筆によるサインが入っています。  


『Amy’s Goose』
Thomas Y. Crowell, 1977 (初版) 直筆サイン入り

 ターシャ・テューダーの娘、エフナー・テューダー・ホームズ原作、ターシャ・テューダー絵。野生のけがをしたガチョウが助けられ、最後に自然界へ戻るというお話。標題のページにターシャ・テューダーのサインが入っています。
『 And It Was So 』
Tasha Tudor,The Westminister Press,1958 (初版)

 ターシャ・テューダーは、人と人の、そして人類と偉大なる自然界とのあたたかな永遠のきずな−神の創造物すべてについて、この本の中で最も美しく、はっきり表現しています。ここで彼女は小さな子どもたちのために、聖書の中の最も基本的な意味を、彼女の繊細で独特の言葉を用いて、わかりやすく書いています。それは時を越えた芸術作品となっています。 


『Around the Year』
Henry Z. Walck, 1957 (初版) 直筆サイン入り

  ターシャ・テューダーが自分の住む地域の自然を、その移り変わりをどれほど愛しているか。この絵本にそのすべてが凝縮されています。美しい文とともに、月々の自然と田園での暮らしが丹念に描かれています。 見返しページに、ターシャ・テューダーのサインとコーギー犬が描かれています。
『 A Tale for Easter 』
Oxford University Press,1941 (初版)
 イースターを直前にひかえた日々が、女の子と小さな生きもの、そして植物と共に描かれています。イースターには何が起きるかわからない、と胸をときめかせる女の子。季節の行事を大切にしたターシャの思いが込められた絵本です。
『A Time to Keep』
Simon & Schuster, 1996

 「ママがわたしくらいだったときのことを話して」と小さな女の子がおばあさんにねだっている場面から始まるこの絵本は、一年を通して、ターシャ・テューダーの家族がいろいろな季節のお祝いをしている様子、生き生きと暮らしを楽しんでいる様子が語られ、郷愁を誘われる情景が描かれています。
『 Becky's Birthday 』
Viking,1960 (初版)
 朝ベットで目覚めたベッキーは、何だか興奮気味。ライラックの茂みで歌う鳥たちも、まるで彼女の10歳の誕生日を祝っているよう。ベッキーにとって、この特別な日はどんな日だったのでしょう。子どもたちをわくわくさせるのが大好きなターシャ。絵がふんだんに入った大型絵本です。
『Betty Crocker's Kitchen Gardens』
Universal Publishing Inc., 1971 直筆サイン入り

 ターシャ・テューダーの友人、メアリー・メイソン・キャンベルの原作に、ターシャ・テューダーの挿絵。ベティ・クロッカー・ホームライブラリーシリーズ。園芸、料理のレシピなどのアドバイスが書かれています。


『Corgiville Christmas』
Front Street, 2002 (初版) 直筆サイン入り

 1920年代、ターシャ・テューダーの子どもの頃のクリスマスの楽しい思い出が、コーギビルの魔法の世界にそのまま移ってきたようです。わくわくするクリスマスの雰囲気が伝わってくる絵本です。
『Cargiville Fair』
Little, Brown and Company, 1998

 コーギビルは、ニューパンプシャーに実在するハリスビルという町をモデルにできた村。住人は猫、ウサギ、ボガート(トロル=北欧の国に伝承にでてくる妖精の一種)、そして村の名前の由来であるコーギー犬などの動物たち。コーギー犬のケイレブを主人公にした、昔のアメリカの田舎での生活がユーモアいっぱいに描かれており、ターシャ・テューダーの作品の中でも、本人もお気に入りの代表作といえます。
『Dorcus Porkus』
Oxford University Press, 1945 (初版4刷)
 ターシャ・テューダーによる1942年の著作です。大きさは約10cm×11cmで、35ページ。水玉模様のカバーのため、キャリコブックといわれているこの小さな本は、1938年の『パンプキン・ムーンシャイン』にはじまる5つのキャリコブックのひとつです。愉快で生き生きとした物語には、2人の小さな子どもたち、トムとシルヴィーアンが登場します。彼らは自分たちの小さなブタにドーカスポーカスという名前をつけます。全カラーのイラストが素敵です。


『 Edgar Allan Crow 』
Oxford University Press,1953(初版) 直筆サイン入り

 1953年のターシャ・テューダーの作品です。ターシャ・テューダーの多くの初期の作品のように、この本は、農場や家族の一員として飼育していた動物の本当にあった経験を基にしたものです。この物語の場合はすばらしいペット(または手におえないペット)であった、人によく慣れたカラスのお話です。
『Family and Friends』
Corgi Cottage Industries, [出版年不明]

 ターシャ・テューダーは10歳の頃から、どこへ行くにもスケッチブックを手放しませんでした。いろんなものを見てそれを記録し、後になって思い出すため、また、それに加筆したりして、たくさん絵を描くようになりました。スケッチブックは、ターシャ・テューダーにとってはとても大事なものでした


『Linsey Woolsey』
Oxford University Press, 1946 (初版) 直筆サイン入り
 シルビー・アンの誕生日の日。この日は友達がパーティーにやってくるので、ケーキが用意され、シルビー・アンも兄のトムといっしょにアイスクリームを作ったり、大忙し。しかし問題は、好奇心旺盛ないたずら好きのひつじのリンジー。ちゃんとつないだはずのリンジーでしたが、心配したとおり大騒動が起きます。田園風景を背景に愉快な一日が描かれています。
『Little Woman』
The World Pub., 1969 (初版) 直筆サイン入り

 原作は1868年、ルイザ・メイ・オルコット(1832〜1888)によって出版されました。 ターシャ・テューダーは、幼年時代に愛読した本を、8つの水彩画と50の素晴らしい鉛筆画で飾ることができたことを大変喜びました。
『Mother Goose』
Oxford University Press, 1944 (初版)

 『マザーグース』77の詩に、ターシャ・テューダーが思いを込めて絵をつけていった楽しい絵本です。この挿絵で、1945年のコールデコット賞を受賞しました。 
『Mother Goose』
Henry Z. Walck,1972  直筆サイン入り

 1984年という年号もサインと共に書かれています


『Pumpkin Moonshine』
Henry Z. Walck, 1938 (初版)

 ターシャ・テューダーの最初の絵本。主人公は、ターシャ・テューダーが23歳で結婚した夫、トーマス・マクレディ・ジュニアの小さな姪をモデルにしています。実際にクリスマスプレゼントとして、姪のシルビー・アンに贈った絵本が元になっており、以後シルビー・アンは5冊にのぼる「キャリコ・ブックス」の主人公となります。
※キャリコ・ブックとは・・・
 約12cm×15cmのかわいい小型絵本。キャリコ布(日本では、キャラコといわれている平織りの綿布)を思わせる表紙で装丁されたため、通称「キャリコ(キャラコ)・ブック」と呼ばれています。子どもの手のひらにのるサイズ、にこだわって作ったこれらの絵本は、1938年の出版と同時に人気を集めました。



『Snow Before Christmas』
Oxford University Press, 1941 (初版) 直筆サイン入り

 クリスマスを迎える前の子どもたちの暮らしを、二匹のかわいいネズミの視点を入れて描いています。  この絵本には、子どもたちを教えるアダムおじさんが登場しますが、これはターシャ・テューダー自身の体験を物語っており、生涯で意味のあった教育はこのときだけだったと、後にターシャ・テューダーは語っています。
『Take Joy!』
The World, 1966 直筆サイン入り

 ターシャ・テューダーの家族が大事にしているクリスマスの歌や詩、お話を集めた本。タイトルは、ターシャ・テューダーのお気に入りの言葉、1513年にフラ・ジョヴァンニが書いた手紙の一節からきています。「この世の憂さは影にすぎず、その後ろの手が届くところに喜びがある。喜びを手にしなさい(Take Joy)」このターシャ・テューダーのライフスタイル象徴する言葉をテーマとして、1996年から1997年にかけて展覧会が行なわれました。
『Tasha Tudor’s Bedtime Book』
Platt & Munk, 1977 (初版)

 これは、ターシャ・テューダーが18のよく知られた物語に絵を描いた大型絵本。 『白雪姫』、『ヘンゼルとグレーテル』、『町のネズミと田舎のネズミ』など、日本でもおなじみの話に加え、子どもたちが夢中になる話が集められています。
『Tasha Tudor’s Favorite Stories』
J.B.Lippincott, 1965 (初版) 直筆サイン入り

  ターシャ・テューダーが大好きな話、10話を集めて絵を描いたもので、グリム、アンデルセン、ケネス・グレアム、キプリング、シートンなど、日本人にもおなじみの作家が登場します。
ターシャ・テューダーがなにを選んだか、興味深いです。 
『Tasha Tudor’s Old-Fashioned Gift』
Mckay, 1979 (初版)

 リンダ・アレンとの共著。 ターシャ・テューダーの絵に出てくる、さまざまな小物、毛糸のうさぎ、犬のぬいぐるみ、素敵なポケット、刺繍入りの温かなソックスなど、どれも詳しい作り方が書かれ、手づくりの楽しさ満載の本。


『The County Fair』
Oxford University Press, 1945 (初版4刷) 直筆サイン入り

 村のにぎやかな市、カウンティ・フェア。その日、シルビー・アンと兄さんのトムは、品評会に初めて出品することにしました。ガチョウのアレキサンダー、子牛のバターカップ、それに手作りのイチゴジャムなど・・・わくわくする市の日が、ターシャ・テューダーの温かな筆致で描かれています。 この本は当初、ニューハンプシャーの自宅で売られていました。 


『The Dolls House』
Viking ,1962 直筆サイン入り
 ルーマ・ゴッデン著の原作は1947年に出版され、1962年にターシャ・テューダーがいくらかの色彩画と多くの鉛筆画の挿絵を入れました。この135ページの本は、人が周りにいなくなると生き返る、色々な人形たちのお話です。人形たちは独自の世界で、また自分たちを所有する人間の世界で多くの経験をします。 


『 The Dolls Christmas 』,
Oxford University Press ,1950 (初版) 直筆サイン入り
 二人の女の子、ローラとエフナーが、アンとメリンダと呼ばれる古い人形とともにクリスマスを迎える話。実際のターシャの暮らしを彷彿とさせるお話です。


『The Great Corgivill Kidnapping』
Little, Brown and Company, 1997 (初版) 直筆サイン入り

 ニューパンプシャーの西、バーモントの東に位置するコーギビル村で、コーギー犬のケイレブは、アライグマの企てた誘拐事件に巻き込まれてしまいます。 この物語は、実際にターシャ・テューダーの家に侵入してきたアライグマをモデルに出来上がりました。2006年にターシャ・テューダーのサインが入れられています。
『The Lord is my Shepherd』
Philomel Books, 1980 (初版) 直筆サイン入り

 ターシャ・テューダーのオールカラーの挿絵本。18世紀の美しいニューイングランドの田舎の風景が描かれています。1984年にターシャ・テューダーが署名したサイン付です。  
       


『The Lord is my Shepherd』
Philomel Books, 1989 直筆サイン入り

 同タイトルのミニチュアサイズ版。カバーの絵は、1989年のものです。

    ※上記の初版本とのサイズ比較
     
The White Goose』
Oxford University Press, 1943 (初版) 直筆サイン入り
 野生の白い雁と、その妖精である少女との出会いを描いた幻想的な絵本。夜の光景がじつに美しくターシャ・テューダーの筆で描かれています。本のタイトルのある扉ページに、ターシャ・テューダーのサインと‘Greetings!’の文字が入っています。
The White Goose』
Oxford University Press, 1943 (初版)

 見返しと扉との間の白ページに、当時の美しい書評(最初の持ち主のサイン入り)が貼られています。
『 Thistly B. 』
Oxford University Press, 1949 (初版)
 シスリーBはトム・トムとエフナーがとてもかわいがっているカナリア。ある時二人は素敵なプレゼントをもらいます。それは黄色いめすのカナリアでした。カナリアと共に暮らす楽しさが、あふれ出ている絵本です。




『 Drawn from New England 』
Philomel Books, 1979 直筆サイン入り
 ベサニー・テューダー著。この本で、ベサニーテューダーは、彼女の母が創り出し、有名にした独特のすばらしい世界について、愛情のこもった優しい描写をしています。この本は、単にアーティストとしての人物像のみならず、母親の非常に個性的な独自の生き方を賞賛する仕上げになっています。
『The Secret Garden 』
Lippincott, 1962 (初版)
 
ターシャの好きな作家の一人、バーネットの作品に挿絵を描きました。
『The Real Diary of a Real Boy』
The Richard R. Smith, 1967 直筆サイン入り

 ヘンリー・シュートの原作、ターシャ・テューダーの挿絵。 この歴史的にも、とても楽しい本は、1902年に最初に出版され、すぐベストセラーになりました。
 1860年代のニューハンプシャー州エクセターでの少年期が、生き生きと書かれており、ターシャ・テューダーの鉛筆画は、その時代と少年の様子を完璧に捉えています。2004年にターシャ・テューダーが鉛筆でサインしています。


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