東日本大震災から10ヶ月がたちました。
　　　 　昨春から行ってきた震災特集も第三弾となりました。

　　　　震災特集第三弾は「これからのこと 未来のこと」

　　　　なかでも、「都市」と「生活」の両面から考える「復興」、そして「原発事故」と「放射能」に
　　　　ついて考える資料を集めました。
　　　　
　　　　津波で流された家屋、マンションの再建についてや、都市機能の再生などは、阪神・淡路
　　　　大震災時の経験が役に立つでしょう。
　　　　しかし、東日本大震災での甚大な被害のなかでも深刻なことは農業、漁業をはじめとする
　　　　「第一次産業」と、子どもたちへの放射能の影響です。

　　　　東日本大震災から100日以上が経過しました。死者1万5千人超、行方不明者7千人超
　　　という甚大な直接被害に加え、福島第一原子力発電所の事故による二次被害など、
　　　さまざまな影響が日本列島全体を覆っています。

　　 中でも懸念されているのが電力不足です。東北電力、東京電力管内以外の地域でも、
　　　夏場のピーク時には需要が供給量を上回る可能性が指摘されています。

　　　　また被災地では、がれきが残っている住宅地や、津波被害を受けた住宅の片づけが
　　　済んでいない世帯が少なくありません。仮設住宅への入居も本格化し、引っ越しの手伝いなど
　　　ボランティアのニーズは依然高いままです。
　　　　今後は、支援物資や食料の配布など被災者の「命を守る」支援とともに、
　　　「生活を安定させる」支援が重要です。

　　　　そこで震災特集第二弾は「いまわたしたちにできること」

　　　　『原子力以外のクリーンエネルギーについて考える』『省エネ・節電を実施しながら楽しい
　　　エコライフを送る』『エアコンいらずの生活』『ボランティアに参加するには・・・』などなど。　

　　　ここにあげたテーマ、資料以外にも「わたしたちにできること」はきっとあるはずです。
　　　　身近にある、今自分にできることをひとつずつ積み重ねていく。それが被災地を支え、
　　　日本が立ち直る、一番の近道です。