マザー・グース
 ( Mother Goose )
 

図書館2Fフロアにて開催中

マザー・グースとはイギリスの民間伝承を集めたものの伝説的作者を指して言う。アメリカでは伝承童謡そのものを指すのに使われる。イギリスでは伝承童謡は、ナーサリー・ライム(nursery rhymes)と呼ばれているが、最近ではマザー・グースの名で呼ばれる事もある。マザー・グースの名を始めて用いたのは一般的にフランスのシャルル・ペローの「過ぎし昔の物語」(1696)であると言われている。マザー・グースは日本でも「キラキラ星」・「ロンドン橋おちた」・「ハンプティ・ダンプティ」などで親しまれている。このマザー・グースと呼ばれる伝承童謡は日本の童謡とは違った特徴がある。日本の童謡では情景とか心情等が中心となるのにくらべて、音韻を踏んでいたり、社会的風刺や登場人物の行動等が中心となり、単に子どもの唄としてだけではなく大人にとっても楽しめるものである。
Hark,hark,The dogs do bark           メリーさんのひつじ
マザー・グースにおける挿絵
マザー・グースはイギリスやアメリカで広くしたしまれており、出版における挿絵も芸術的に優れている。中でも著名なのはランドルフ・コルデコット(Randolph Caldecott 1846-1886)、ケイト・グリーナウェイ(kate Greenaway 1846-1901)、デザイナーのウォルター・クレイン(walter crane1845-1915)、アーサー・ラッカム(Arthur Rackham)などである。
図書館2階フロアにて展示しておりますので、是非足をお運びください

                     (※この企画展示は終了いたしました。)

 



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